福岡市早良区 M様邸 PC(プレキャストコンクリート)・屋上防水 塗装工事

平成25年1月18日(金) 作業人員3名(半日) 『累計6.5人工』
「下地補修」 爆裂部ハツリ 「シーリング」 撤去

昨日の夕方から福岡は雪となりまして、市内も今シーズン初めての積雪となりました。
本日の朝はまだ道路の雪が溶けていなかったため通勤が困難でしたので、昼から作業を開始しております。
(M様の屋上にて撮影 中々雪景色もいいものですね。 ^^)

本日は3名で作業を行いますので、二手に分かれて作業を進めていきます。

私と林氏は既存のシーリングの撤去を担当。

カッターで切れ目をいれまして撤去を行います。

この時シーリングを切り取っただけでは接着面にシーリング材が残ってしまいますので、

この残っている部分を後からカッターで削り取れるだけ取っておきまして、PC板の地の部分をなるべく出しておきます。

このような事を夕方迄行なっておりまして、PCのジョイント部を全体の半分程度の撤去が完了となっております。

一方上野氏は爆裂のハツリを担当。

シーリングで補修を行なっていたようでしたので、シーリングを撤去して確認してみます。
配筋時に鉄筋が外部よりになってしまっていた為に、鉄筋の周囲のコンクリートの厚みが十分にとれていなかったようです。
そのために、クラック、又は表面塗膜の劣化、もしくは何らかの原因で水が内部に侵入した際に、鉄筋が腐食してしまい爆裂を引き起こしたのだろうと思います。

まずはこの腐食が始まっている鉄筋の防錆処理を行いますので、周囲をハツリとりまして今後の処理を行えるようにします。

コンクリートをハツリとる作業はこの様な工具を使用しまして行います。
コンクリートに切れ目を入れるディスクグラインダー。

コンクリートをハツるためのチゼル

コンプレッサー
これらを使用して作業を行います。

鉄筋周囲にカッターで切れ目を入れまして、

周囲をハツリとります。

「ハツリ完了」

防錆処理は鉄筋の周囲全体に行いますので、鉄筋裏側までハツリとっておきます。

「爆裂箇所 周囲 ハツリ完了」

パラペットの爆裂は以上の様な感じでしたが、軒天に一箇所、爆裂のようなを箇所がありまして、

この箇所をどうするか悩みます・・・
円の形で全体が膨れておりまして、一体 何・・・ (?_?;) といった感じです。

とりあえず鉄筋が見えておりましたので、

とりええずこの部分をハツってみます。

周囲をハツリとって見ましたところ原因が判明。
爆裂で膨らんでいたと言うよりも、コンクリートを打設した時にスラブのレベルが通っていないため、この箇所が下がってしまっていたようです。
コンクリートを打設時に何らかの原因で型枠がこの部位には入っていなかったようです。

「別アングル」

鉄筋も下まで出てきておりましたので、本来何か出来る予定だった箇所かもしれませんね。

この鉄筋の飛び出しを隠すためにこの部分だけモルタルを盛って塗りつけていたようです。
以上のような作業を本日は行なっております。

明日は本日撤去を行なっておりますシーリングの打設と、鉄筋の防錆処理~を行いたいと思います。