代表挨拶

初めまして、ナカヤマ彩工の代表を務めています、中山 厚と申します。
弊社のホームページをご覧頂きまして誠に有難うございます。ホームページをご覧になる皆様には、ナカヤマ彩工という会社、私自身、また共に作業を行なっておりますスタッフ達が、どのような事を考えながら塗装工事を行っているか伝わりにくいと思いますので、ここで少しばかり私自身の事、考え方を紹介させて頂きたく思います。

早いもので塗装職人として今年で23年目になりました。この23年間色々と経験する事となりましたが、まず私が塗装職人になりましたきっかけから話していきたいと思います。中学校を卒業後に福岡市内の高校に進学したのですが、その高校は市内では中々の進学校だったため、元々勉強することがあまり得意ではない私にとっては、毎日8時限もの授業は少々過酷な環境……当時は「勉強なんか出来なくても問題は無いだろう。」と、浅はかな考え方を持っていましたので、周囲の反対も顧みずに高校を中退して働く道を選ぶことに。

ただ16~17歳という年齢で社会にでて働くといってもできる仕事は肉体労働ぐらいしかありません。大工をやってみたり、防水、土工と建築業を色々とやっていく中で、最終的に行き着いた職種が今の塗装という仕事でした。色を塗っていく過程で物が綺麗になっていく様子が、非常に興味深く、そして、楽しかったのを今でも覚えています。そして、ここからが職人人生の始まりとなりました。

この23年間で、建築塗装、土木塗装、内装、家具塗装とすべての塗装の分野を学んでいきました。「職人」という分野はどの分野でも同じと思いますが、ある一定の技術レベルまではとんとん拍子に覚えていきます。塗装という職種で例えると「塗る」という作業までは、数年もあれば十分です。しかし、その先の匠(その中に自分なりのこだわりや、丁寧さ、綺麗さ、そしてお客様への思いやり)と呼ばれる域を目指すためには、その倍以上の時間と経験、自分自身の考え方など、技術的成長・内面的成長を伴わないと目指すところまでは中々たどり着くことはできないものです。

「職人」とは自ら身につけた熟練した技術によって、手作業で物を作り出すことを職業とする人(ウィキペディアより)

となりますが、本当の意味での職人とは、ただ手作業でものを作り出すことができるだけではなく、作り上げる物に対する自らのこだわりや、依頼して下さる方々の立場にたって、満足のいく物を作り出す事ができる人々のことを「職人」と言うのではないかと、私は思います。ただ物を作り上げるだけでしたら「作業員」でも十分です。

塗替工事はお客様の建物を塗装し、その工事に対する費用を頂くという事で仕事として完結します。自らの技術を提供し、その対価を頂く訳ですが、これは考え方を変えれば、技術向上の場を提供して下さり、またその費用も頂き、そして造り上げたものに対するお礼としての利益も頂いているのではないかとも思います。この様に考えますと、工事を依頼して下さるお客様には、当然ながら「感謝」の心を持つべき事だと思いますし、その「感謝」に報いるべく、お客様一人一人に精一杯の努力をし、請け負った以上のものを造って返すという事が、本来「職人」としてあるべき姿ではないかと私は考えます。

そして完成したものは、自分の作品となります。その後々に残っていく作品は、自身の鏡であるとともに誇りともなります。工事を終えたお客様方から「ありがとうございます!」とお言葉をいただくのですが、本当は私の方が皆様方に感謝の気持ちでいっぱいです。ただ単に利益を追求するだけの、「一業者」になるのではなく、お客様とともに気持ちや思いも共有出来るような「一職人」になれるように、これからも精進したいものだと私は思います。

塗装工事をお考えの方へ

profile塗装は塗れば良いように思えますが、実際は非常に複雑で塗料の種類よりも施工の内容によって塗装の性能が決まると言って過言ではありません。施工業 者の選択を誤ると、本来の塗料性能を引き出せないばかりか、最悪の場合、短期間で塗替えを行わざるを得なくなってしまうこともありますので、施工業者の選 択は非常に大事です。

しかし、信頼できる施工業者を選ぶことは非常に難しく、多くの方が施工業者の選択で悩み、不安を抱えながら工事を行っ ているのも事実です。そのストレスと不安を少しでも取り除くことができるよう、ナカヤマ彩工は「お客様目線で考える」塗装工事を行うことを目標にしており ます。

私の好きな言葉に「縁」という言葉があります。知人から教えてもったのですが、「縁」という言葉は「糸」(いと)と「彖」(たん)の言葉からできていて、織物の端の部分を指す言葉だったそうです。それから「縁」という言葉ができ、使われるようになったそうです。

「織物の端のようにないがしろにするとすり切れてしまい、大事にするとしっかり続く。」

この「縁」を皆様方と築くことができるよう、心より願っております。

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