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ひび割れ(クラック)補修 Uカットシール材充填工法

Uカットシール材充填工法について

漏水が発生している場合に原因となるひび割れや、漏水の恐れがあるひび割れ、補修を行った後に再発の恐れがあるようなひび割れなどに適した工法です。シール工法・Uカットシール材充填工法の選別基準はひび割れの巾になり、0.3mm未満のひび割れはシール工法、0.3m以上のひび割れはUカット工法で補修を行う場合が多いです。ただし、この基準は明確に決められているわけでは無いようで、施工業者によっては0.5mm未満をシール工法、0.5mm以上をUカットシール材充填工法で行うと場合などもあります。
クラック選別 基準Uカットシール材充填工法はシール工法に比べ、手間・時間共に掛かりますのである程度の費用が掛かりますので予算によっては0.3mm(または0.5mm)以上のひび割れでも、シール工法で簡易的な補修で済ますことも多々あるようです。また費用・手間(時間)の他、作業時には騒音や粉塵も伴うこととなり、近隣の状況次第では施工できない場合も考えられますので、ひび割れの状況を施工業者と入念な打ち合わせを行った後工法を決定すると良いでしょう。

 

シール工法・Uカットシール材充填工法での費用の比較

ひび割れのm数「30m」をシール工法・Uカットシール材充填工法で行う場合の費用

  • ・シール工法 300円/m程度 ✕ 30m = 9,000円程度
  • ・Uカットシール材充填工法 2,000円/m程度 ✕ 30m = 60,000円程度

この程度の違いが生じます。Uカットシール材充填工法の場合は、上記の費用の他に補修跡を目立たなくするパターン調整(肌合わせ)の費用(10,000~15,000円程度)もひび割れの補修費以外に掛かります。
パターン調整パターン調整(肌合わせ)の詳しい様子を知りたい方は以下のリンク先に記載しております。

外壁塗装・屋上防水 福岡市早良区M様 平成25年1月31日工事日誌 → パターン調整(肌合わせ)

 

Uカットシール材充填工法 工程

このような電動工具(ディスクグラインダー)を使用します。
Uカット 工具ひび割れに沿ってU形(またはV型)に外壁をカット。
Uカット大きなひび割れは内部にまでひび割れが達している状況が確認できます。
Uカット溝内を清掃した後に、
Uカットシーリング材の密着を良くするプライマーを塗布しておきます。
UカットUカットプライマーが乾燥した後に、シーリング材の充填を行います。
UカットUカットこのシーリング材がUカットシール材充填工法では最も重要となります。ひび割れが再発したとしてもシーリング材が充填されていることにより、動きに対してある程度対応できるようになりますので、万一表面にはひび割れが生じたとしても、内部までひび割れが達する事を防いでくれるのです。
UカットUカットシーリング材が硬化した後に外壁の復元。ポリマーセメントで埋め戻して元の外壁の状態に戻します。
Uカット今回例を挙げた現場はひび割れが多くUカットを行ったm数合計60m程度。※通常はここまでのm数になることは少ないと思います。

白色 / シール工法
セメント色 / Uカットシール材充填工法
UカットUカットUカットUカットUカットUカット 補修完了後はこのような感じになります。
Uカット以上でUカットシール材充填工法は完了となるのですが、次に周囲と同じ模様にするパターン調整(肌合わせ)を行う必要がありますので、その工程まで説明を続けます。

このままの状態 ↑ で仕上げ塗装を行っても「ひび割れ補修」的には問題はないのですが、ただ補修箇所が非常に目立ってしまうため「美観」的には問題が生じてします。稀に外壁塗装後に補修箇所が目立つ建物がありますが、わかりやすく言うとそのような感じになってしまうため、そのようにならないためにも周囲と模様を合わせることは大事になりますので、模様合わせ(パターン調整)を行う場合はきちんと「模様の調整」行っておいたほうが良いでしょう。

模様は既存の外壁と同じにしないと意味がありません。変に模様を付けてしまうと逆に目立つようになったりもしますので、既存の外壁の仕上げと同様の方法で行う必要があります。コテ仕上げの模様の場合は同じようににコテで模様付け。
パターン調整パターン調整外壁が吹付け仕上げの時は吹付けで模様付けを行います。
パターン調整パターン調整以上でUカットシール材充填工法+パターン調整(肌合わせ)の完了です。

 

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