まず現状確認です。
建物外観
棟の板金状況
こちらのお客様も今までと同様にメールでのお問い合わせが始まりでした。
直接見て下さいとの事でしたので、電話で時間を確認後、お客様宅に伺いました。
工事の希望内容は瓦のみの塗装希望という事でしたので、まずは直接上がってみて現状確認をしました。
その際に劣化の症状を確認してその写真を元に打合せをし、見積書を持参するといった運びとなりました。
それから数日後、工事依頼のご連絡を頂きまして、契約に至った次第です。
屋根の工事も外壁塗装同様、近隣挨拶から始まります。
工事の1週間程度前にご近所には挨拶廻りを済ませ、工事へのご協力を頂きまして工事を始めるといった流れになります。
今回の工事では仮設工事が入っておりませんので、塗装工事からのスタートになります。
それでは、今回の工事の内容をまず整理しておきます。
| 部位 | 材質 | 既存仕上 | 工程 | 提案仕様 | 塗り回数 | 材料名 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 屋根 | コロニアル | アクリル樹脂塗料 | 下地調査 | 縁切り材 W工法 | タスペーサー | |
| 下塗り | 弱溶剤2液型エポキシ樹脂塗料 | 1 | マイルドシーラーEPO | |||
| 上塗り | 弱溶剤2液型シリコン樹脂塗料 | 2 | ヤネフレッシュSi | |||
| 棟板金 | 鉄 | 新規取付 |
となっております。


まず現状確認です。
建物外観
棟の板金状況


別の箇所の写真
全体的に棟の板金は腐食が進んでいます。
コロニアルの状況


表面の塗膜の剥離が見受けられますね。
全体の写真
という様な状況でした。この様な事を踏まえて、実際の工事に移って行きます。まず今回足場がありません。勾配もそれなりにありますので、安全対策としてロープを張ります(親綱といいます)。そして、そのロープに落下防止のための金具を取り付けます。その状況の写真です。


工事をする際には、安全に仕事を進めるということが、内容とともに重要です。万が一落下が起こってしまい、それが重大な事故に繋がってしまえば、多くの人に迷惑がかかってしまいます。ですので、この安全対策は非常に重要な事になります。念には念を入れて行います。実際、この勾配でしたら、このロープがなくても出来ない事はないのですが、幾ら気を付けていても万が一という事がありますので、安全の為には多少費用はかかりますが、この費用は節約すべきではないと思います。
それでは最初の工程の高圧洗浄からのスタートです。高圧洗浄の状況です。
拡大写真です。コケが取れている状況が分かります。


この様に全体を洗っていきます。今回足場がありませんので、写真に見えている板を、洗う時に使用して廻りに水が飛散するのを少しでも防ぐ為に使います。
洗浄が終わりました。


拡大写真
先ほどのコケが綺麗に取れていますね。
これで、高圧洗浄の工程は終了になります。次は乾燥を待って下地の補修に移ります。まず、高圧洗浄で取れきれていない塗膜の除去です。


その作業が終了後、棟の板金のサビ落とし(ケレン)を行います。
ケレンが終わりましたら、サビ止めの塗布です。


サビ止めは全体にしておきます。
別角度


以上でサビ止めの終了です。次は、この棟の板金を新しくする作業に移ります。まず、新しい棟となる板金です。
この板金を棟の上から取り付けます。既存の棟の箇所にシーリングを部分的に充填します。


充填し終わりましたら、上から新しい棟の板金を取り付けます。
取り付けましたら最後にビスで固定します。


取り付けたビスの上にシーリング材を充填して完了です。
棟の取り付けが終わりました。次はシーリングの劣化している箇所がありましたので、その箇所の補修を行います。まずは現状です。


このシーリング材を撤去した後、新しく打ち替えます。
シーリング打ち替え完了です。


次は縁切りの作業を行います。縁切りはタスペーサーという材料を使用して行います。
今回の工法はW工法ですので、瓦1枚に対し2箇所この作業を行います。この作業はすべての瓦に行います。


拡大です。
この作業で縁切り終了となりましたので、次から塗装の工程に移って行きたいと思います。まずは、下塗り材のシーラーの塗布です。


下塗り完了です。
下塗り材が乾燥した後上塗り材を塗布していきます。上塗り材1回目。瓦の段差は刷毛で塗り、その他はローラーで塗布していきます。


上塗り1回目が完了しました。
拡大写真。
まだ下地の色が見えていますね。


この1回目の塗装が乾燥した後、上塗りの2回目を行います。
上塗り2回目完了。2回目塗装後は綺麗ですね。


拡大写真
1回目とは比較にならないですね。綺麗に色が止まっています。
以上でコロニアルの塗替え工事は終了となります。
ここで、今回使用した材料の紹介です。
まずはサビ止め材
エスケー化研 マイルドボーセイ


下塗り材
エスケー化研 マイルドシーラーEPO
上塗り材
エスケー化研 ヤネフレッシュSi


縁切り材
セイム タスペーサー(写真を撮るのを忘れていた為、他の写真で代用しております)
以上が今回使用した材料になります。
完了時の外観です。

綺麗なオレンジ色ですね。縁切りの状態の写真です。瓦と瓦の間に隙間が出来ています。
今回は屋根のみの工事でしたが、色を変える事によりガラッと雰囲気が変わりました。
通常はあまり使わない色でしたが、お客様の希望もありこの様な鮮やかな色を屋根に塗装するという経験も出来ました。
中々雰囲気が変わって、この様な色も面白いと思った次第です。
貴重な経験をさせて頂いた K様、この度は本当に有難う御座いました。