福岡市早良区 M様邸 PC(プレキャストコンクリート)・屋上防水 塗装工事

平成25年1月16日(水) 作業人員2名 『累計4.5人工』
「下地補修」 マーキング~Uカット

本日は下地の状態の調査、及び下地補修を中心に行います。

まず、現状の状態を把握するために、スプレーで印を付けるマーキングと呼ばれる作業を行います。
この作業は下地の劣化の状態別に異なる印を付けておきまして、後の補修作業を行いやすくするための作業になります。

マーキングで付けた印は4つ。
1 線に丸印
クラックになりまして、Uカット(Uカットシール材充填工法)にて補修を行う箇所になります。

2 線
こちらもクラックになりますが、比較的幅の小さなクラックになりまして、フィラー材を呼ばれる材料を摺り込んで表面を埋める処理を行う箇所になります。

3 アルファベットのS
この箇所はシリコーンシーリング材が打設している箇所になります。
シリコーンシーリング材の上には塗料が弾いてしまい塗装が出来ません(密着しない)ので、専用のプライマーを塗布しましてひとまず塗装が出来る用にしておく処理を行います。

4 丸で囲っている印
この印は爆裂を起こしている箇所
又は、表面の塗膜の剥離を起こしている箇所になります。
この4つに分けまして補修を行ないます。
これで全てではありませんが、このような形でマーキングを行なっております。
しかし、思っていたより多かったですね・・・ ^^;アララ・・・

マーキング終了後、下地処理の作業。
下地補修はこのような電動工具を使用して行います。
左と中がUカット工法に使用する工具になりまして、右が塗膜剥離に使用する工具になります。

この工具でクラックに沿ってU型の溝を掘っていきます。
「Uカット後の様子」

塗膜剥離の箇所は脆弱な塗膜部分を剥ぎ取る作業を行います。
「塗膜除去後の様子」

ひとまず削る作業が終わりましたら、先ほどUカットを行った箇所にシール材を充填する作業を行います。
溝内の埃を清掃後、

プライマーの塗布を行いまして、
「プライマー塗布後の様子」
シール材の充填を行います。
「シール材充填後の様子」
このような作業を先ほどカットした箇所に行なっております。
ここまでの作業が終わりましたら、一旦清掃を行いまして、
残りの時間で板間のシーリングの撤去を行いまして、
本日の作業は終了となっております。

下地補修が思っていたより日数が掛かりそうですので、今週一般は下地補修が中心で作業を行い、空いた時間にシーリング材の打替も並行して行う予定にしております。
来週は下地補修が終わっていると思いますので、シーリングの作業~高圧洗浄という流れになるのではないかと思います。