メンテナンスサイクル

使用材料によるメンテナンスサイクル

期待耐用年数(外壁塗料) ウレタン約11年、シリコン約13年、フッ素約17年、光触媒約20年
期待耐用年数(屋根塗料) ウレタン約6年、シリコン約7年、フッ素約9年

* メーカー発表の期待耐用年数は、(10~12年)というようにカタログ等に記載されていますので、ここでの期待耐用年数は中間をとって(約11年)というように記述していきます。この期待耐用年数は塗膜の艶が消える、つまりチョーキングが起こり始めるまでの年数と捉えてください。(メーカー:エスケー化研 塗料は弱溶剤)

建物の構造には外壁材・屋根材・木材(破風板等)・鉄材(庇等)・シーリング材が使われています。(コンクリート壁の場合は異なります。)
外壁と屋根は塗り替え時に使用する材料によって、次回のメンテナンス時期が異なってきますが、木部・鉄部に関しましては、ウレタン樹脂塗料もしくはシリコン樹脂塗料を使用したに拘らず経年劣化が早いのです。これに関してのメンテナンスサイクルは約6年前後となります。

シーリング材については、化粧打ち(表面が無塗装)の場合が最大で約10年、シーリング材の表面に塗装が施されている場合で約13年~17年(環境や塗膜の期待耐用年数によって差が出る可能性あり)ということです。シーリング材の役割から考慮して、約15年前後には打ち替えをしたほうが良いのではないか・・・ということになります。

理想はその箇所ごとの劣化状況によってメンテナンスをするのが1番よいのでしょうが、分かってはいても現実は、そうはいかないですよね。その箇所ごとをきちんと施工するには足場が必要になりますし、足場がなければ可能な限りでしか施工できないですし・・・悩ましいところです。同じ立場として考えるならば、「足場を建てたときに全部を綺麗にして出費を控えたい」と考えるのは当然です。
私たちは、塗り替えをされる方々にとって使用すべき材料に何を薦めたらよいのか、を大変悩みました。出来るだけ、塗膜の劣化による下地への影響を最小限に抑え、次回の塗り替えを迎えるには・・・です。

期待耐用年数を目安に考えると外壁にウレタン・屋根にフッ素が最も期待耐用年数が近いのですが、ウレタン樹脂塗料とシリコン樹脂塗料とでは材料費に大きな差は無い為、耐用年数と耐汚期待度からモルタル壁・サイディング壁・ALC壁には外壁にシリコン・屋根にフッ素・破風板等の木部や庇等の鉄部そして雨樋にウレタンを推奨し1回目の塗り替え施工から10年後に2回目を施工するという結論に至りました。

コンクリート壁においては木部がありませんし、鉄部やシーリング部が少なく、屋根塗装というよりは防水工事を施工することが多いので、外壁塗料に期待耐用年数の長いフッ素や光触媒を使用してもメンテナンス時期のバランスに問題が少ないといえます。

ですから、外壁に塗装する場合に構造等を考慮せず安易にフッ素や光触媒を推奨するのも選ぶのもどうかと思えます。新築してから塗り替えは1度で終わらないので、構造・環境・築年数・家族構成等によっては、家を維持したい年数にも各御家庭で違いがあるはずですので、2度目・3度目の塗り替え時には選ぶ材料も様々かといえます。